花壇の花 2017年夏季
2017年に花壇でみられる花の紹介です
今回は「花壇の花を調べてみよう」と題して、観察のポイントや植物名の由来を紹介しています。ぜひダウンロードしてご覧ください。
花壇の花 2016年夏季
2016年に花壇でみられた花の紹介です
ギボウシ(擬宝珠) ユリ科、多年草
原産地;東アジア、 花期;6~9月
ギボウシの仲間は東アジア特産で、大部分は日本に自生しており、古くから庭などに植えられている。欧米では愛好家の団体があるほど人気があり、多くの園芸品種が作られている。主に葉を観賞するが、下から咲きあがる花も愛らしい。②
ケイトウ ヒユ科、春まき1年草
原産地;アジア、アフリカなどの亜熱帯~熱帯地方 花期;7~10月
夏から長い間楽しめ、日本の高温多湿の気候に合うので、古くから栽培されている。
ケイトウはノゲイトウの他にさまざまな園芸品種がありトサカケイトウ、久留米ケイトウ、ヤリゲイトウ、フサケイトウなどの系統がある。こちらは、フサケイトウの矮性種。
コリウス シソ科、春まき1年草
原産地;熱帯・亜熱帯アジア、オーストラリア、南太平洋 観賞期;6~10月
シソに似た葉がカラフルに色づく観葉草花。
サルビア(サルビア・スプレンデンス) シソ科、1年草、多年草
原産地;世界の温帯~熱帯。 花期;7~10月
普通、サルビアと呼ばれるのはスプレンデンスで唇形の真っ赤な花を咲かせる。花は1日で終わるが、基部にある萼(がく)がいつまでも色あせずに残り、秋の深まりとともに一層鮮やかになっていく。ピンクや紫、白などの花色もある。別種にブルーサルビアもあり。
ジニア (別名ヒャクニチソウ・百日草) キク科、春まき1年草
原産地;メキシコ 花期;7~10月
百日草の名で親しまれ、花色、花形が豊富で、切り花向きの高性種から花壇や鉢物向きの矮性種まで変化に富んでいる。
シロタエギク(白妙菊) キク科、春まき2年草
原産地;地中海沿岸 観賞期;11~4月
草丈70センチほど。葉は細かく切れ込み、白い綿毛に覆われ、全体が銀白色で美しい。黄色の花がつくが、小さくて観賞用の価値は低い。
ゼラニウム(別名;テンジクアオイ・天竺葵)フウロソウ科、小低木状の宿根草
原産地;南アフリカ、 花期;4~11月
花色が豊富で、長期間咲き続けるので、ベランダや窓辺を華やかに演出するのに欠かせない。
センニチコウ(千日紅、別名ゴンフレナ) ヒユ科、春まき1年草
原産地;熱帯アメリカ、 花期;6~10月
夏の日盛りに咲くカサカサした球花は愛嬌があって可愛らしいが、美しいのは苞片(ほうへん)で、実際の花は目立たない。
ニチニチソウ(日々草、別名ビンカ)キョウチクトウ科、春まき1年草
原産地;マダガスカル、インドネシア、ブラジルなど熱帯 花期;7~9月
真夏の炎天下でも咲き続け、夏花壇に欠かせない草花。本来は宿根草だが、寒さに弱いので1年草として扱う。
ブルーファン・フラワー(別名スカエボラ)クサトベラ科、非耐寒性宿根草
原産地;オーストラリア、 花期;5~11月
半つる性で茎が横に這うように伸び、その先にブルーの小さな扇型をした可愛らしい花を咲かせるので人気がある。茎が四方にのびるのでグランドカバーにする他、つり鉢や壁面の植え込みに利用できる。また、花が小さく落ち着いた色合いなので、どんな花ともよく合い、寄せ植えに重宝する。
ベコニア・センパフローレンス(別名;四季咲きベコニア)
シュウカイドウ科、1年草、多年草、原産地;ブラジル、 花期;3~11月
草丈が低く、よく分枝してボール状の姿になり、株を覆うほどの花が春から霜が降りるまで咲き続ける。10℃以上に保温すれば冬でも咲き続ける宿根草だが、花壇など戸外で楽しむ場合は春まき1年草として扱う。赤、白、ピンク、濃いピンク、ピコティー等の花色があり、一重咲きや八重咲きがある。
ペチュニア(別名ツクバネアサガオ・衝羽根朝顔) ナス科、1年草、多年草
原産地;アルゼンチン、 花期;5~11月
初夏から秋にかけて、窓辺やベランダをカラフルに飾る草花の中でも、このペチュニアは花色が豊富、花期が長い、丈夫で誰にでも簡単に育てられることから、世界中の人々に愛されている。
(参考;ツクバネとは、羽根つきの羽根に見立てている)
ポーチュラカ(別名ハナスベリヒユ) スベリヒユ科、半耐寒性宿根草
原産地;南アメリカ、 花期;6~9月
マツバボタンの仲間で、カラフルで可愛らしい花が地面を覆うように咲き広がり、花壇に群植すると見栄えがする。
マリーゴールド(別名クジャクソウ、孔雀草、 マンジュギク,万寿菊)
キク科、春まき1年草 原産地;メキシコ、 花期;6~10月
矮性で小輪のフレンチ種と、高性で大輪のアフリカン種があり、夏~秋花壇の人気者。線虫の駆除効果もある。
メランポジウム キク科、春まき1年草
原産地;メキシコを中心にアメリカ大陸の熱帯~温帯地方、 花期;6~11月
草丈10~40センチ。夏の暑さに強いので、花壇やプランター、コンテナで楽しむのに最適。また、株の横張りがよいのでバスケットに仕立てても見栄えがする。淡緑色の葉と明るい黄色のかわいい花のコントラストが美しい。
〔ハーブ・他〕
シソ シソ科、1年草
ヒマラヤ、ビルマ、中国などが原産地。日本には中国から伝わった
通常、食用にするのはアオジソとアカジソで、特有の香りと辛みがある。③
バジル シソ科、多年草(日本では越冬できないので1年草扱い)
インド、熱帯アジア原産のハーブで、刺激性は低く、生食でも食べられる。イタリア料理に多くつかわれる。③
ローズマリー(別名;マンネンロウ) シソ科、常緑低木
原産地;地中海沿岸、 花期;11~5月中旬
江戸時代に渡来した。つやがある細い葉をびっしりとつけ、全体にツンとした森林を思わせるような爽やかな香りがある。②
オリーブ モクセイ科の常緑高木、地中海地方原産
果実がオリーブオイルやピクルスを作るときに利用されている。③
【 参考書 】上記、無記入は①を参考にした。
① 四季別 花屋さんの花 金田初代・金田洋一郎著 西東社
② 散歩で見かける四季の花 金田一著 日本文芸社 ③ Wikipedia
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